平成15年3月期 決算短信(連結)

2003.6.10

当連結会計期間の概況

当連結会計期間におけるわが国経済は、株価下落やIT需要が期待ほど膨らまず輸出の伸び悩むなか、金融機関の不良債権処理の加速により、大量の企業倒産及び失業の発生が考えられ、デフレ圧力をさらに強めました。
また、イラク情勢などを抱える米国経済の不透明感、原油価格の上昇が中期にわたるかもしれない危惧等、景気は厳しい状況が続く現状にありました。
なお、個人消費も弱い動きを示しており、雇用・所得環境は当面厳しさが続く現状でもあります。

このような中、当社グループ(当社及び連結子会社)は、当連結会計期間において「カメラのキタムラ」新規直営店9店舗を開店、13店舗を閉店いたしました。
また、営業政策といたしましてプリント拡販策の徹底推進、デジタル処理への早期対応の結果、当連結会計期間の売上高は、109,145百万円(前期比5.8%減)、経常利益は3,387百万円(同1.2%増)、当期純利益は1,401百万円(同0.1%減)となりました。

次期業績の見通し

次期の日本経済は一部に景気回復の兆しが見えているものの、今後も低迷を続ける可能性が高まっており長引くデフレ経済の影響で、企業の設備投資も盛り上がりに欠ける状態が続くものと予想されます。

また、個人消費も個人所得の減少等から軟調な展開が予想され、小売業にとっては依然厳しい状況が続くと思われます。

このような中にあって、当社グループはデジタル時代の到来に向け、「デジカメ専門店」「プリント“超”専門店」を事業の柱に、「インターネット」と「デジタル」に対応し、急増するデジタルカメラユーザーのプリント需要を取り込み店頭での映像関連サービスをお客様に提供していくことに全力投入し、業績の向上に努めてまいります。

次期の業績見通しにつきましては、売上高109,150百万円(前期比0.0%増)、経常利益2,800百万円(同17.3%減)、当期純利益は1,150百万円(同17.9%減)を見込んでおります。

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