Message

変化を感じ、変化を加速させながら
「思い出」の価値を高め続けていく。

代表取締役社長浜田宏幸

約200年もの間続いてきた写真の楽しみ方が、ここ十数年で急激な変化を遂げました。デジタルカメラの登場により、写真の楽しみ方は多様化。数々の写真店がこの変化に戸惑う中、私たちが下した決断は、フィルムから脱却し、デジタル写真に対応することでした。ビジネスモデルの大変革は、多額の投資を必要とします。それでも決断できたのは、写真文化を守り、お客さまに「写真で実感する幸せ」を届けたいという思いがあったからです。近頃では、スマートフォンの普及により、写真市場を取り巻く環境はさらに変化しました。写真を撮りためる時代に、私たちはその先の楽しみを提供する方針に転換。モノを売る仕事ではなく、新しい写真体験を提案する。そんな新たなビジネスモデルに着手しています。

私たちの事業の根幹にある写真には、嬉しい時、楽しい時、感動した時に撮るという特性があります。人生の中で「ずっと残しておきたい」と心がワクワクしたタイミングでシャッターを切る。だからこそ、写真が手元にあれば、その人の人生の良かったことばかりを思い出して暮らしていくこともできます。また、時間が経てば経つほど、より芳醇で豊かなものに変わっていくものでもあります。人は、今日と明日の希望だけで生きているわけではありません。過去の楽しかった「思い出」も今日を支えている大事な要素なのです。だからこそ、一人でも多くの人に、生活の中で写真を楽しんでもらいたい。自分で撮ることも、撮られることも、残し方を工夫することも。写真のある楽しい生活を私たちが一丸となってサポートすることで、お客さまの生活がより豊かになっていくことを願っています。

時代と共に変化する写真業界の中で、私たちがお客さまの思い出を未来に残すために、必要な考えは、既存の事業を守る以上に、変化を創っていくという発想。変化を感じて、あるいは変化を加速して、キタムラという会社をどんどん時代に合ったものに創り上げていく。これほどクリエイティブな仕事はないと思います。一人ひとりのアイデアと発信力で、ワクワクするような写真体験を提供していく。そんな思いを共有できるみなさまと出会えることを楽しみにしています。

代表取締役社長浜田宏幸